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レンズ豆とクスクスで1品(5分)。レンズ豆とリボンパスタで1品(15分)。

クスクスというといつも思い出す夕暮れがある。

18年前、母と欧州を旅行していた。

パリを旅している時、歩いてメトロの駅に行く途中暗くなってきた。
慌てて日曜日だというのに列車に乗ってしまい、
終点が平日の終点より手前で、乗客は全員降りなければならなかった。

その駅には、
映画(サブウェイ、ああ、ジャンアンユングラード懐かしいな)
で描かれていたとおり、たくさんの人が住んでいて、びっくりした。
が、みんな気さくできもちのいい人たちで、なんかにぎやかなかんじだった。
親子でexiteの標識を探していると、みんなでにこにこ出口のほうをおしえてくれた。
毎週みなさんが列車の地下駅のあたりでゆうげをかこみはじめるころ、
(列車を駐車しておけるのがあの駅なので日曜日はあの駅どまりになるのだろう)
こうやってうろうろ日曜日手前終点で出口を見つける人は結構いるのだろう。

おしえてもらった出口から地上に出ると、結局、パリの街の真ん中にでていた。。。

パリのオペラ座のあたりだった。
シャガールの天井壁画を観たかったけどなー、夜だぜ・・とか思いながらあわただしく地図を観ながら
どんどん歩いた。
(どまんなかといういいかたがわかってないなーっていかんじだ)
とにかく、歩き疲れたが、パリというか欧州の夜は長い。
サマータイムもあり、事実、日が長い。
9時過ぎがちょうど6時くらいの感じだ。

で、道に迷ったついでに歩き倒していたが、
さすがにつかれた母から「で、どこなのっここは?」
私(狼狽する心を隠しながら)「え、ちょっとまってよ(つっけんどに)」
「どこよここ、どこよここ」
「だから今地図見るってば」
「大じょうぶなの」
「だいじょうぶだってば」

だんだん、これ以上歩くのは私への非難が強まると感じ始めた。
やばい。
旅先の親子喧嘩はいつものことだが、パリでなにもおやこげんかすることもない。

さて、こうなったら(だいたい自慢ではないが東京にいても道に迷いやすい)
道を訪ねるのに入ろうと思ったら、運よく、横においしそーなにおいがした。

最初から行こうと思っていたモロッコ料理の店のまんまえに、いた!

やったね。
「おなかすいたでしょー、ごはんたべよう」
「(おなかすくと不機嫌になる母)そーよ、おなかすいたわよー」

で、モロッコ料理を。
クスクスは、まああれだった。
つまり、まあ、クスクスはまわかっていたことだが和食屋さんのごはんのようなものだ。
たっぷりでてきた。
が、やはり、実際には、猛烈に大きなゆで野菜がごろごろでついてくる。
それからもちろん、大きなラム肉のステンレス串刺しがどかんとでてくる。
うれしい。おもいっきりラム肉のにおいがぷーンと立ちこめる。
いわゆるケバブで食べるラムはステンレス串をはずしたものだというのがわかる。
そして、たっぷりとクスクスがどんとお皿に出てくる。
トマトソースは?あまり覚えていない。

夜も11時くらいになっていた。
家の親子が座るテラス席(混んでいても入れて座れててよかった)のわきには、
カップルが、熱い抱擁を・・・

(そっちみないのよみないのよと内心ちとドキドキの私。母を奥に座らせておいてよかった)

母は結構ご機嫌で、ほっ。

もちろん、支払いの際、ちょっとサインする手を止めて、道を聞いたのはいうまでもない。
早口でなんとなくきいてみたら早口でなんとなく答えてくれた。

が、いまひとつ、うーん、ほんと?
実はバスですぐだということに気がついていたのでバス停などきいてみたら、
親切なウェイターさんは、しかしちょい不思議そうに早口で、「すぐそこだ」
「は?」
「すぐ、そーーーこ」

あまり櫃こしてもいけないので、にっこりと、余裕たっぷりということで、
道を教えてもらったお礼をいって、店を出た。

すると、なぜウェイターさんが、親切ながら早口かつあまりに簡単に教えてくれたかわかった。

目の前に、バス停があったからだ。

ウェイターさんはこうも言っていたかもしれない。
「だから、見えてるでしょ、そこ」

バスに乗ると、ちゃんとホテルのバス停に出た。
ホテルの灯りがバスから見えた時はほんとうに嬉しかった。

さて、クスクスの話だった。

昔から、なんとなく、あの特有の香りが好きで、なんともいえず、しかも、簡単である。
沸騰したお湯をかけて、ふたをして、数分。
作っておくのは、ラタトゥイユでも、あるいは、シシカバブでも、タンドリーチキンでも。

トマト缶と、なすとにんにくとピーマン(赤黄ピーマン)があれば、ラタトゥィユでもいい。

あるいは、
1.鶏肉のもも2枚を一口大に切る(骨付きならなおよい)
2.ヨーグルトカップ1、塩小さじ3、
カルダモン,クミン、コリアンダー、赤トウガラシ粉、あれば玉ねぎのすりおろし大さじ1に
鶏肉を冷蔵庫で4時間か一晩つけこむ。
3.10分予熱した250度のオーブンで約20分(肉の量や厚みで25分くらい)焼く。

印度からのフラットメイトにバーベキューで作ってもらってみんなで食べたタンドリーは
いつも色がついていなくて柔らかく香りがよく、おいしかった。
柔らかさの秘訣はヨーグルトだった!
以来、帰国後そのタンドリーに少しでも近づくように作るようになった。
バーべキューの炭の香りは足りないし、やはり同じようにはできないが
すくなくともいつもやわらかくできる。

クスクス(レンズ豆入り)
1.クスクスはお湯につけて3分くらい。
2.お湯が吸収されきったクスクスに、バターとオリーブオイルと軽く塩。
3.30分ほど戻して5分くらいゆでた有機レンズ豆

(今使っているレンズ豆はのはケンコーコムでいつも買っているイタリアのものJASつき)
クスクスにゆでたレンズ豆まぜると、レンズ豆の濃厚な香りとクスクスの独特の香りがなじむ。
タンドリーの汁ごとクスクスに欠けるとおいしいですよー。

さらに、英国留学中、隣のフラットの日本人の開発学の学生さんに
作ってもらっためちゃおいしい南インドのカレーをつくりたくてあみだした、
玉ねぎ赤唐辛子あえをちょっとつけあわせに。

1.玉ねぎを1個薄切りにし、
2.塩でもみ(玉ねぎが苦手な人は水でさらす?わたしはなまのたまねぎがだいすきなのでさらさず塩もみもさらっと数秒で)
3.塩を少し洗い流したら(塩加減は自分で調節。多いほうが保存がきくのはいうまでもない)
4.玄米米酢をおおさじ1位いれて、
5.そこに赤唐辛子の粉をおおさじ3-4杯くらいいれて、よく手でもんでできあがり。

ほんとうは、酢をいれないで(塩でももまず?)
上記のたまねぎにココナッツの実の削ったもの
(ココナツの粉末やミルクではなく、お菓子用でなく料理用に削ったものがある。紀伊国屋や伊勢丹で売っている)をいれるとそれにタイ米でちょうどいい。
が、ちょうどココナッツの実をきらしているので、
玉ねぎのトウガラシあえ?を冷蔵庫に常備中。
これとクスクス+レンズ豆だけでもいくらでも食べられる。

このときまとめてゆでておいたレンズ豆を使って、
今日のお昼思いついたのは、残り物のリボンパスタとの組み合わせ。

レンズ豆とリボンパスタのジェノベーゼソース
1.麺クイック 電子レンジ用スチーム&調理器 にリボンパスタ(カップ2)をいれ、
レンジでパスタの水位線のところまでお水をいれ、
塩小さじ1、オリーブオイル本の一滴
(油は入れてはいけないのですがほんの一滴オリーブオイルをいれるとパスタがくっつかず香りよくしあがります)
をいれてそのパスタのゆであがり分数の倍+2-3分レンジで加熱
(基本的にパスタ茹では麺クイック電子レンジ用スチーム&調理器の説明に従ってください)。

2.玉ねぎ(にんにく)をみじん切りかサラダっぽく食べるなら薄切りに。
3.レンジでパスタで茹でたリボンパスタのお湯をきり、ボールにあけ、
有機オリーブオイル(とうとうディチェコから出た)大さじ1、塩小さじ1、有機ジェノベーゼソース大さじ2と
たまねぎ(にんにく)をまぜて、できあがり。

しめて15分。

パスタもリボンパスタやねじれパスタなど、ソースがうまく絡むパスタを選ぶと、
レンズ豆がうまくからむ。

てなわけで、
今日は、クスクスのはなしと、レンズ豆で2品。

番外編;
レンズ豆をゆでるのは面倒な時は、炊き込みご飯にも!

ちなみに、レンズ豆は、いつも冷凍庫にしまっておいて、
玄米の炊き込みご飯などにもつかう。
玄米とレンズ豆を入れて30分くらいたってから炊飯器のスイッチを入れればいい。
玄米の香りとうまくあう。

もちろん黒千石やひよこ豆なども、ひじきや里芋と一緒に
30分から1時間つけてから炊飯器のスイッチを入れればいい。
ご飯もたんぱく質もビタミンも一度に摂れる。

秋だから、キノコやあぶらげなどをいれると(炊く直前にいれる。おしょうゆなども少しいれても)
さらに、おいしい。

食後は有機JASウバ紅茶に
お砂糖と牛乳をたっぷりいれて濃ーいミルクティーを食後に。




データ:
有機JASレンズ豆(ケンコーコム)

戻し時間30分 
ゆで時間 レンジで5分くらい

できるだけガスを使う電気使わない主義だけど、疲れてるときはレンジは便利。
それに豆やパスタをゆでるのにゆで過ぎがない

パスタをレンジでゆでる時に使っているのは以下の調理器(アマゾン)
麺クイック 電子レンジ用スチーム&調理器 502850 <33361>

玉ねぎの赤唐辛子あえ: 
有機米酢(ケンコーコム)

クスクスとリボンパスタのジェノベーゼソース:
有機ジェノベーゼソース(アマゾン)
有機レンズ豆(ケンコーコム)

食後のミルクティー
有機ウバ紅茶(ケンコーコム)
明治乳業のガラス瓶牛乳
(瓶入りで紙のにおいがしなくておいしい。瓶入りなら永久に回収利用できる。
が、濃さはハーフクリームというかイギリスの無脂肪乳とハーフクリームのあいだくらい?
でも配達してくれるし目が飛び出るような値段ではない。
時々フルクリームが懐かしいが、
英国で普通のフルクリームとまったく同じものを手に入れるのも配達してもらうのもたぶん大変なのでは?)

コルトバ砂糖(サトウキビからそのままの茶色のお砂糖)(people tree)
by 7thclouds | 2010-11-03 12:23 | 有機野菜