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英国クラッシックFM1999年間No1ブラームス協奏曲ニ長調Op77ハイフェッツライナーシカゴ響

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イギリス留学中年末年始の楽しみの一つに、クラッシックFMの雑誌があり、
新春号には毎年年間ベストテンを集めたCDが付録でついてくることだった。
2000年新春号の付録CDで聴いた一曲目がヨハネスブラームスヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
Violin Concerto in D,Op.77
Jascha Heifetz ヤッシャハイフェッツ バイオリン
Chicago Symphony Orchestra シカゴ交響楽団
Fritz Reiner フリッツライナー指揮

全楽章かろやかに踊るように響く曲。
春に聞くと新緑がのびのびと空に向かっている感じで、夏に聴くと涼やか、秋にはあったかな気持ちになり、冬に聴くとココアによく合う感じ。

いつ聴いても、どの楽章も、メロディアンサンブルともに管と弦がよく響き合い素晴らしい。
オススメです。

特に好きなのがこの第2~3楽章最初クラリネットから始まり弦の響きへつながって行くところは、やはりモーツァルトの世界に近いのですがそれだけでなく、ハイフェッツの震えるような演奏がこの楽章の激しさと熱さ、それでいて、のどけき通り過ぎる風の様な。そこにまた管が風が戯れるようにくるりんと弦に混ざり合いひろくたかく音を空の彼方まで連れて行く。
草原の広がりと暖かな日差しのような。

クラッシックFMはこの第3楽章を年間No1CDの最初にあげています。
III.Allegro giocoso,
ma non troppo vivace

一度聴いたら忘れようのないほどスピード感躍動感きりりとして音が転がり跳ね上がり踊るようで、あの頃毎朝起き抜けにこの曲を聴いていました。
外の鳥たちのさえずりとも良くあっていて。

チャンスがあれば、この楽章だけでもラジオなどでリクエストしたりして、ぜひ聴いてみてくださいね。
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ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
Violin Concerto in D, Op. 35
もゆったりとした中にハイフェッツのバイオリンがとても愉しげにステップを踏み続ける素敵な曲です。
by 7thclouds | 2013-03-28 16:55 | 音楽