1月は「酔いがさめたら、うちに帰ろう」を観た。新宿シネマートも角川シネマもいい♪

結構前だけれど、東京ラブストーリーよりずーーーーーっと前、柴門ふみさんの漫画が好きだった。
なんとなく泣きたくなるような切なさを絵にも言葉にもできる人だと思っていた。
漫画は絵コンテと脚本と編集とを兼ねる。
素晴らしい作品は永遠に心に残るのは本も絵画も映画も同じだ。
もちろん音楽や演劇も同じだ。

と、思っていたらやっぱりテレビドラマになった。
東京ラブストーリー月9の伝説は日本中の視聴者の生活パターンを変えた。私もその月9を中心とした生活パターンと無縁ではなかった。かつてのTBS石坂浩二・大原麗子・浅丘ルリ子・近藤正臣、
日テレの水もれコウスケ、から俺達シリーズ、やいくつもの伝説ドラマと同じように・・・

いまでもカンチとカナコは皆の中に生きている。

一生頭からも体からも荒井由実・松任谷由実と山下達郎と桑田節や吉田美奈子が抜けないのと同じことだ。
もっといえばザ・ピーナッツと黛ジュンと山本リンダとグループサウンズが消えていかないのと同じことだ。

ぼっけもん、も大好きだった。

ちなみにぼっけもんはいまでも泣きじゃくる。
加奈子のはなしである。

小さい頃は陸奥A子、槇原さとるとか基本的にマーガレット・りぼん派集英社への忠誠心いっぱいだった。
今思うと小さなころフィギアスケートが好きだったのは愛のアランフェスの影響か、ジャネット・リンの影響か?
マーガレットといえば、くらもちふさこ、さん
忘れんぼう、ほんの少し好きになること、いつもポケットにショパン、冬・春・あなた、いろはにこんぺいとう、7月ぼくはあなたにやさしい、わずか5センチのロック、などなど
この集英社への類まれなる忠誠心?のもとはやはり池田理代子「ベルサイユのばら」山岸凉子「アラベスク」一条ゆかり「砂の城」の面々がマーガレット・りぼん黄金時代を築いた時機と子供時代が重なったからだろうか。

りぼんといえば田渕由美子さん「雪やこんこん」「クロッカス咲いたら」や太刀掛秀子さんも「ミルキーウェイ」「なっちゃんの初恋」、大好きだったなー、懐かしい。
りぼんからはぶーけがうまれ、ぶーけにも素晴らしい作家がたくさんいらした。有吉京子、内田善美、清原なつの、倉持知子、耕野裕子、水樹和佳、吉野朔実、そして、岩館真理子などなど。

が、講談社「フレンド」の大和和紀も。
大和和紀といえばはいからさんが通るだがもちろんハイカラさんも持っているが、
大和和紀で好きだったのはセントバーナード犬と暮らす話。なんども泣きじゃくった。

そのころ自分が犬と暮らすことになるとは思っていなかった。
びすけには毎日ながいきするんだよーといいきかせている。25年は生きることもあるというではないか。
25年といったら100歳生きるにしても4分の1。すごいことだ。
すでに20際の頃友人から友人の猫の子どももらい、その猫は23年生きた。
私の大学時代からついこの間までの人生とずっと一緒だったみーは、私が留学中に日本に帰らなかった正月、
まるで正月まではまったんだよと言わんばかりに正月過ぎ高齢で老衰で亡くなった。
留学中膠原病で熱が下がらず全身の痛みと手足の潰瘍で辛い時
ほんとうに夢で枕元になんども出てきてくれた。
いつまでも夢のなかにいたい気がするくらい元気が出た。

ララ系(白泉社)、吉田秋生、大島弓子とか、倉多江美、萩尾望都、青池保子、山田ミネコ、玖保キリコ、などなど・・好きだった。

吉田秋生、カリフォルニアストーリーあたりは大学生の頃で、その頃になると
スピリッツ・サンデーやオリジナルは読んでも
もうあまり少女漫画は読んでいなかったが、吉田秋生は別だったかな。

大友さんもアキラは読んでいないけれど高校や大学の頃結構好きだった。
マンチャラ小日向くんも好きだったし、3丁目の夕焼けや玄人のひとりごとスーさん漫画で鯉太郎と読者は盛り上がった。赤塚さんはマガジンだったか?マガジンといえばあしたのジョーだ。
が、小学館のビッグオリジナルは猫の絵も好きだったし、高校生の頃からずっとファン。
あぶさんも好きだったし浮浪雲もよく読んだ。タッチは少年サンデーで。
サンデー高橋留美子さんもラムちゃんで元気だった。時々今でもぼーっとして歩いてどこかにぶつかると「自分で伍代してるなーー」とふと思うことがある。

さて、サイバラさんの話だが、いつごろから読み始めたかわからない(ウィキで調べてみたら「ちくろ幼稚園」だった)
気がついたらロッキング・オンにも書いていた西原さんだ(もう最近は違うけどどのかたも面白い)。

「酔いがさめた、らうちに帰ろう」は西原映画の中でも西原なつまり作者サイバラのおはなしである。
東陽一監督の映画は割と好きで(サード、もう頬づえはつかない、
マノン、四季・夏子、、セカンド・ラブ、など)なぜか劇場で見ることの多い監督さんだがここ最近では久しぶり。
淡々と、粛々と、サイバラさんが結婚されていたご主人のカメラマン鴨志田穣さんの人生が描かれていく。
照明カメラなどがドキュメンタリー風ではなく、それでいて良い距離のとり方をしていてまずそこからなんというかその繊細さのある映画の撮影の仕方がまず好きで、それからキャストも皆どのかたもすばらしい。

永作さんはなにでみたか忘れちゃったけれど、前からすきな女優さん。
浅野さんはほぼ初めてに近かったけれど、ほかはどのような訳をされていらっしゃるかはなんとなく。
どの方も体温が画面から伝わってくるような感じの役者さんで、浅野さんはゴツゴツかんがそのまま画面から座席の肘置きにゴロゴロとでてきそうなかんじで。

西原家の場合はたまたま様々な状況から様々に壮絶であっても、
かなりシビアなアルコール依存症の治療について、
しっかりときちんと書かれていて、
アルコール依存症の苦しさと向きあう患者さんと家族というだけでも、
つまり西原映画としてでなくても観られるようにつくってある。
そこいらへんがまさに西原さんと東監督そしてキャストや関係者の皆さんの思いなのだという気もした。

監督は監督のアプローチで常に苦しむ人達の悲しみや苦しさを描き、多くの人がその苦しみにもがかないようあるいはもがいていたらきちんと脱せるようにと作品を作られていらっしゃるようにおもう。

そのことに協力する西原家の人々(生身の)やキャストスタッフの情熱、
アルコール依存症の人たちの治療を暖かく見守り、支え、そしてなんとか家族やみんなのためにがんばってくださいよ、という思いがキャスト監督映画製作者一同そして何よりも西原家お子さんたちご家族皆さんのあたたかい気持ちで出来上がっている映画だ。
それは、アルコール依存症の患者さんやご家族だけでなく、
人が人を思いやり支え励まし、暖かく想いあう、そのことが生きている今をつないでいくのだと、そいういう人や生きとし生けるもの同士のあたたかい心の通い合いを淡々と大切に扱っている大切な映画だ。

「酔がさめたら、うちに帰ろう」、名画座でもご覧になられる機会がおありになられたらぜひ・・・

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by 7thclouds | 2011-02-25 19:03 | 映画 ライブ